JOB & PEOPLE仕事・人を知る

届けているのはお客さまの「想い」。
何千通あっても「その一通」を大切に。

K.O.地域基幹職・郵便コース/日本郵便株式会社(信越エリア)/2015年入社

K.O.
学生時代~入社まで

野球も、手紙も「伝える」が原点。
いつか大好きな地元で働ける可能性も、この会社の魅力。

生まれも育ちも、新潟県の佐渡島です。小学校3年生から高校3年生まで、野球に打ち込んできました。父が野球をやっていた影響もありますが、小学校の生徒数が少なく、男子全員が集まらないとチームが組めないような環境だったため、自然と野球が生活の一部になっていきました。高校時代にはピッチャーを任され、本気で野球に向き合いました。振り返ってみると、キャッチボールで「投げ合う」感覚と、手紙で想いを「伝える」こと。この二つに共通点を感じたことが、今の仕事の原点にあるのかもしれません。
郵便局と最初に接点を持ったのは、高校1年生のとき。冬休みに年賀状配達のアルバイトをして、仕分けから元旦の配達まで経験しました。任された分は必ず配り終えようと決めて、やり切れたときのうれしさは今でも覚えています。その後は佐渡を離れて群馬の大学へ。就職活動で真剣に将来を考えたとき、郵便局がすぐに候補として浮かびました。「郵便配達は、お客さまに大切な想いや言葉を伝える仕事。ここなら自分の力を最大限に発揮できる」と感じたからです。どこにでも郵便局があるからこそ、いつか大好きな地元で働ける可能性があることも、この会社を選んだ理由の一つでした。

プライベート

体を動かすことが好きで、休日は様々なスポーツでリフレッシュしています。最近はキックボクシングを始めました。班長がキックボクシングの経験者で、教えてもらううちに面白くなり、週に1度ジムに通っています。大学の授業がきっかけで始めたゴルフは今も続けていて、月に1、2回はコースに出ています。
もう一つの楽しみが釣りです。専門はアオリイカ。シーズンになると寺泊など新潟の海のスポットへ足を運びます。糸を引くときの「キーッ」という音がたまらなく楽しいんです。最近はSNSで釣りがブームになって、「イカより人のほうが多いじゃないか」と笑ってしまうこともありますが、釣れたときにはウキウキしながら持ち帰り、家でさばいて美味しく食べています。

今のお仕事

担当する地域を誰よりも知る。
一通一通に責任を持つ郵便配達の仕事

現在は、郵便物やゆうパックを配達することをメインに、お客さまから荷物をお預かりする集荷の仕事もしています。入社して2年間は二輪車で郵便物を配達し、3年目からは四輪車でゆうパックなどの配達や集荷を担当してきました。
私の所属局は担当するエリアがとても広いです。最初は先輩の後ろについて地図を見ながら道を覚え、2〜3日目から一人で配達に出るようになりました。一つの担当区にあるのは約1,000〜1,500世帯ほど。一軒一軒の住所とお名前を覚えていくと、少しずつ地図がなくても配達できるようになり、気づけば誰よりもその地域を知る存在になっていました。
配達だけでなく、荷物を送りたいお客さまにゆうパックをご提案する営業活動も行います。送料の面だけでなく、日頃の担当者の対応や人柄を信頼して、選んでいただけることも多いんです。郵便物が届くのは当たり前のように見えて、実はたくさんの人の力で成り立っている。その当たり前を守る責任を、いつも胸に刻むようにしています。

印象的なエピソード

一件の誤配も許されない重要な簡易書留を
局一丸となって確実に届けきった

入社1年目の秋、忘れられない仕事がありました。マイナンバーの通知を、全国民あてに簡易書留で届けるプロジェクトです。他の人に知られてはいけない大切な情報ですから、一件の誤配も許されません。お客さまに対面で確実にお渡しする必要があり、日中ご不在のお客さまには、再配達や夕方の配達を何度も繰り返しました。毎朝、社員同士でお客さま役を立てた対面ロールプレイングをして、お渡しする際の手順を確認し、約1か月をかけて局全体でミスなくやり遂げることができました。一般社員から管理者まで、特別な緊張感を持ち、一丸となって取り組んだことで大きな達成感を得られました。この経験を通じて学んだことは、配達の速さより正確さと丁寧さを守ること。一通一通を確実に届けることが、お客さまにとっても、自分にとっても、会社にとっても、何より大事なのだと実感しました。

大切にしていること

年上の班員たちと対話を重ねて
副班長として班をまとめる

入社11年目、課長代理となり、班の副班長という役割を任されました。班長を支えるナンバーツーとして、日々の集配業務と並行して班の運営やメンバーの育成を担っています。私が所属する班は、私以外のほとんどが年上。指導する立場とはいえ、最初は「若いのが来た」と身構えられ、指示がそのとおりに伝わらないこともありました。そこで私が何より大切にしたのが、コミュニケーションです。その日の出勤者一人ひとりと、必ず何かしらの会話をすることで、孤立する人が生まれないことを意識しました。雑談の中で、共通の話題が見つかれば距離も縮まります。対話を積み重ねていくうちに、少しずつ班の運営がスムーズになっていきました。
そして日々大切にしていることは、一通一通を大事に扱うこと。お客さまからはもちろん、一緒に働く仲間からも、いつも見られていることを意識して、決して雑に扱わないこと。どの一通も丁寧に届ける姿勢を忘れず、みんなの手本となることも班をまとめる立場としての責任だと思っています。

今後の目標

いつかは管理者、そして局長へ。
変わらない安心を、あらゆる場所に

目指しているのは、まず管理者になること、そしていつかは局長になることです。そう思うようになったきっかけは、新潟が豪雪に見舞われたときのこと。バイクでの配達がとても危険な状況となる中、配達を中止する決断を下し、翌日配達への段取りをつけたのが部長でした。お客さまから「なぜ届かないのか」というお声をいただく可能性もある中で、自ら責任を引き受け、現場の安全を第一に的確な判断を下す。その姿に憧れ、「自分も現場を率いる立場になりたい」と強く思いました。
その目標に向けてまずは、郵便局をご利用いただいているお客さまを大切にすることを意識しています。せっかくご利用いただいても、日々の対応が悪ければ離れてしまう。毎日正確で丁寧な対応を続けることが、結果として、新たなご利用にもつながると考えています。
その先に見据えているのは、この会社だからこそできる社会貢献です。どんな地域にも郵便局があるからこそ、公共インフラをきめ細やかにお届けすることができます。時代の変化に合わせて物流の形を進化させながら、全国津々浦々のお客さまに、変わらない安心を届け続けたい。そして、周囲に良い影響を与えられる責任ある立場となり、いつか生まれ育った佐渡島にも貢献できたらと思っています。

キャリアパス

  1. 2015年4月N郵便局(新潟県) 第三集配営業部

    13班に配属され、二輪車で郵便物の配達を担当。先輩に同行して担当エリアの道順を覚え、地域を知る土台を築く。3年目からは四輪車でゆうパックの配達を担当。集荷やお客さまへの提案営業も行う。

  2. 2019年4月同局 第三集配営業部 主任

    11班に配属され、後輩に道順や業務を教える立場に。自ら手本を示しながら班を支える。

  3. 2026年4月同局 第一集配営業部 課長代理(現職)

    5班に配属され、班のナンバーツーである副班長として、班運営とメンバー育成、日々の集配業務を担う。

1DAY スケジュール

  1. 7:50始業
  2. 8:00体操
  3. 8:05バイクの日常点検・点呼(アルコール検査など)
  4. 8:30班長/班ミーティング、出発準備(区分・道順組立)
  5. 9:30午前配達分を持ち出し、配達へ出発
  6. 12:30帰局。郵便局の食堂で昼休憩
  7. 13:30午後立上りの班長/班ミーティング
  8. 13:45午後配達分の道順組立
  9. 14:10午後の配達へ出発
  10. 16:00配達を終え帰局
  11. 16:05帰局点呼、締め作業などの帰局後作業
  12. 16:50終業