学生時代～入社まで

学生時代は喫茶店のアルバイトを頑張っていました。アルバイトでは多様な年齢の人と接する機会があったため、どんな人にでも対応できるようになろうと思っていました。この人は今何を望んでいるか、この前こう言っていたから今度はこうしてみようなどと自分で考えて行動し、その結果が得られた時は相手との距離が縮み、とても嬉しくてやりがいにつながっていました。
また、私のゼミは『人的資源管理』の分野をテーマにして学んでいました。経営で必要な3要素であるヒト、モノ、カネの中のヒトを考える内容です。その中で、人は人に認められた時にモチベーションややりがいを感じると学びました。
それはアルバイトの経験や今の仕事にもいえることです。誰かに喜んでもらえた時やお客さまに契約していただいた時は、また頑張ろうというモチベーションになります。

入社5年目の春、ご契約いただいた会社の社長さまからの言葉が今でも忘れられません。
挨拶状を送って電話でのアポイントを取ったところ「いつもは保険会社からの電話は出ないが『お手紙を送っている』というので電話に出た」と言っていただきました。また、お電話では保険は加入しないとおっしゃっていましたが、お話をする中で社長さまの想いや私との共通点などを教えていただき、「話しているうちにあなたと契約しようと思った」という嬉しいお言葉をいただきました。そこから面談を重ね、ご契約をいただくことができました。当時の私にとって、このご契約が人生で一番大きい契約となりました。
日々の営業は失敗の連続です。ただ、お客さまに響く言葉や対応はそれぞれ異なること、自分が頑張った後の契約はとても嬉しいことを学んだので、それを励みに毎日頑張っています。

私にはあこがれの先輩や誇りに思う同期の仲間がいます。彼らは人や環境を言い訳にしません。仕事をしていると人間関係や営業成績で嫌になることがあります。そんな時に彼らのことを思い出して、自分も言い訳せずにしっかり現状と向き合おう、仕事に取り組もうと思うようにしています。やってみないと分からないので、落ち込んでいる時間があったら行動してみようと思っています。

法人を対象にアフターフォローと
新規契約の提案を行う

法人営業部は名前のとおり、企業などの法人のお客さまを対象に営業活動を行います。主に経営者や経理担当の方にお会いして、会社を契約者とした生命保険を提案します。業務は大きく分けると2つあります。

1つ目は、既にかんぽ生命の商品をご利用いただいている会社に訪問し、アフターフォローを行うことです。契約の保全や契約内容の見直し、新入社員や退職者がいるかの確認を行い、必要な手続きをします。

2つ目は、かんぽ生命の商品をご利用いただいていない会社への訪問です。あらかじめ挨拶状を出してから電話をかけてアポイントを取り、お会いして商談（ヒアリングなどを通じ課題の共有）し、お客さまの意向を伺い意向に沿った生命保険の契約を提案します。

正解がない中で試行錯誤の毎日。
だからこそ、喜びも大きくなる

私は既存のお客さまへのアフターフォローと新規開拓の両方を担当しています。それぞれのお客さまは2人以上で担当しているため、1人ではなくパートナーと一緒に何がお客さまにとって最善策かを考えながら訪問を行っています。お客さまのご意向は様々なので、それぞれのお客さまのご意向に沿った商品を提案することはもちろん、アポイントの取り方や話し方を変えます。日々、異なるお客さま対応を行うため、「こうすると正解」というものは法人営業にはありません。なかなか成果に結び付かず苦しくて落ち込む時もあります。その反面、どうしたらいいだろう、こうしてみようと考えたことをパートナーと共に実践して、それが成果に結び付き、感謝された時は何よりもやりがいを感じます。

周囲へも、そして自分へも、
思いやりを持って働きたい

当社には様々な社員がいて、認め合う文化があると思います。個性があるからこそ、多種多様なお客さま対応ができます。それは、自分にしかできない対応もあるという意味だと思います。営業に正解はありません。また、法人営業部は経営者の方とお話ができるので、日々多くのことを学び、自分の成長へつながります。その中で、自分で考えて、上司や先輩のアドバイスを行動に移してみて、結果が出た時はとても楽しいです。

今後も、お客さまに喜びをお届けするにはどのように対応すべきかを日々考えながら、楽しんで営業を続けていきたいと思っています。また、後輩や部下にも、目の前のお客さまには何が最善策か、自分だからこそ何ができるかを考えるという営業の楽しさや結果を出す喜びを伝え、みんなの目標となる社員になりたいです。
私が一緒に働きたいと感じているのは、思いやりのある人です。もちろん、会社員なので会社の利益は考えますが、どれだけお客さまのことを想えて、結果を出してそれが自分のモチベーションになるかが大事だと思います。それに結果が出れば自分へのご褒美の機会も得られるので、それは営業の特権です。仕事をするうえで、自分への思いやりも大切だと思っています。どんな仕事でも、ぜひ自分を大切にしながら働いてください。