社員紹介総合職

今日の常識が明日の
常識とは限らない。
知識と情報をアップデートし、
自身を磨き続ける

審査部 ストラクチャードファイナンス審査室 2017年入社

泉 賢太朗

PERSONAL 01

学生時代~入社まで

学業面では経済学部に所属し、主に財政・公共経済学を扱うゼミに所属していました。公的な側面から、政策の最適解を数式やそのほかの手段を用いてロジカルに説明していくことに取り組みました。政府の債務残高の削減を達成するという目標に向かって、国債の管理政策に関して仲間たちと議論し合いながら論文をつくり上げたことは、非常に良い思い出です。教授からは、「経済学そのものが今後、直接役に立つ場面は限定的かもしれない。しかし、経済学を通して学んだ考え方そのものはどこでも役に立つので、役立ててほしい」というメッセージをいただきました。今、仕事をしていて、まさに教授の言葉のとおりだなと思っています。
学業以外の面では、スキーを始めてみたり、中高生のころから一番得意なスポーツであった水泳を通じて新たな友人をつくったり、学術系サークルの部門のリーダーを務めたりして過ごしました。金融機関への就職を意識して、簿記の資格取得に取り組み始めたのもこのころです。

プライベート

水泳が学生のころから好きだったため、毎週1回は健康維持のためにもジムで泳ぐようにしています。学生のころほど本格的に練習しているわけではないのですが、たまにはきちんと練習して久しぶりに試合に出てみたいなんてことも考えており、機会を模索中です。さらに、週末はきちんとリフレッシュしたいので、博物館や水族館、遊園地に行ったり、おいしそうなお店を探して食事に行ったり、しっかりと遊ぶようにしています。また、スキーも好きなので冬季には週末や有給休暇を使って1シーズンに1回は必ずゲレンデを訪れます。

今日の常識が明日の常識とは限らない。 知識と情報をアップデートし、 自身を磨き続ける

入社してから最も印象的だった出来事は、CLO(ローン担保証券)に関する業務です。CLOとは法人向けのローンなどを束ねて証券化した商品を指し、当行の投資対象の1つです。CLOに関する業務は複数の部署に跨っています。例えば私が以前所属していたクレジット投資部では実際にCLOへの投資を実施し、現在所属する審査部ストラクチャードファイナンス審査室では投資予定もしくは現在保有しているCLOのリスク分析を行います。そのほかにも多くの部署が協力することで、健全性を確保しながら当行のCLO投資は実行され、安定的な収益確保につながっています。このように、CLOに関する業務は、関係当事者が非常に多い点に一番苦労しました。商品のスキームそのものも複雑で多くのプレイヤーがかかわっていますし、実務の実行や落とし込みも社内外問わず非常に多くのプレイヤーとの調整が必要でした。さらに、実際に各プレイヤーに動いていただくためにも、正確に説明する能力も求められました。

このように苦労を感じながらも、CLOの業務を通して学んだことは2点あります。1点目は、相手の動きを想定した仕事を行うことの大切さです。課題を達成するためにはどのプレイヤーにどう動いていただく必要があるのか、その動き方は相手にとって現実的なのかなどを、相手の立場まで考えながら仕組みを作る必要がありました。そのため、ただ勉強をして難しい知識を得て、専門的な商品に詳しくなるだけでは不十分であることを学びました。

2点目は、体系的にロジカルな理解をしなければならないということです。CLOの業務では常に、誰が何をすれば課題は達成されるのか、誰がどういう状態なのでこのように結論付けられるのかといったように、ストーリー立てた説明が求められました。そのためには、自分自身が誰よりもしっかりと理解できていなければならないことを学びました。
さらに、日々の仕事を行ううえで大切にしていることは2点あります。1点目は、知識や情報のアップデートを常に行うことです。まさにコロナショックがそうであったように、今日の常識が明日も常識であるとは限らず、常に変革を求められます。足許の知識で満足せず、最新の環境で必要な情報は積極的に得ることを心がけています。2点目は、自分自身に対して厳しさだけでなく、優しさも与えることです。業務ですから、失敗することや苦悩することも当然ながら多いです。しかしその中でも、昨日の自分よりも今日の自分は前進できていると感じられたならば、自分を褒めてあげることは忘れてはいけないと思っています。難しいタスクの達成や自身の専門性の上昇のためにも、メリハリは大切です。

WORK 02

信用リスクの管理を行うことで
保有資産の健全性や経営の安全性などを高める

当行は世界有数の機関投資家として、お客さまからお預かりした大切な資金を金融市場で運用しています。運用資産を守るためにも、適切なリスク管理は不可欠です。リスク管理部門に属する審査部の役割は、当行が保有する、もしくは保有を検討する資産に関する適切な信用リスク管理を行い、当行全体の資産の健全性確保、ひいては経営の安全性・持続可能性を確保することです。目まぐるしく変化するマクロ環境の中で、当部署の果たす役割の重要性は極めて大きくなっています。
当部署は、企画業務担当と審査業務担当という2つの担当からなっています。企画業務担当は当部署の活動のフレームワークづくりやポートフォリオ全体のアプローチを担当しています。例えば、リスク評価手法の高度化や、当行ポートフォリオ全体のリスク状況の把握・モニタリングを実施します。審査業務担当は個社ごとのアプローチを担当し、個別の案件や証券に関する信用リスク評価、信用リスクのコントロールを行います。

リスクを伴う投資が適切かどうかを
分析・評価し、高いリターンへ結び付ける

私の所属する審査部ストラクチャードファイナンス審査室は、証券化商品や一部のオルタナティブ系資産・戦略投資系資産に関する適切な信用リスクの管理が主なミッションです。私は社債などの伝統的資産に加えてCLOなどの証券化商品を含めたリスク性資産に関する案件審査・モニタリング業務と、証券化商品に関する評価手法の高度化という2つの業務を主に担当しています。

厳しい運用環境の中でも当行がリスク対比リターンを高く保つためには、リスク性資産の領域を拡大していくことが不可欠となります。そこで、専門性の高い証券化商品などの資産に関しても当行が投資・保有する案件として適切なものか分析し、評価を行っています。これがリスク性資産に関する案件審査・モニタリング業務です。
証券化商品に関する評価手法の高度化という業務では、審査対象の投資商品に関する知識を、国内外の運用マネージャーや格付機関との会議やセミナー、担当内の会議などから得たうえで、より高度で本質的な信用リスク分析が可能になるように日々の業務への落とし込みを行っています。

自身の適性にマッチしたCLOのことに
誰よりも精通し、任される人材を目指す

当行の魅力は、自分に合った分野で重要な役割を任せてもらえる点だと考えます。前述のCLOに関する私の業務は、当時の部長から「泉さんの性格や得意分野を考慮すると、CLOに関する業務に適性があると思う。適性を生かしてCLOの業務をぜひ泉さんにお願いしたい」とお話をいただいたことから始まりました。伝統的資産への投資に加え、こうしたオルタナティブ系の資産への投資の重要性も高まる中で、若いうちから当行の収益の重要分野への貢献を任せていただいたうえに、自身の適性に合う役割をいただいたわけです。CLO投資に直接携わっていたクレジット投資部から人事異動し、現在は審査部ストラクチャードファイナンス審査室に所属しています。しかし、部署は変わっても今度はリスク分析の面からCLOに関する業務を担当しています。今後のキャリアに関しても、自身の適性に合った商品を任せてもらえたので、「CLOに関しては泉に任せておけば間違いない」と言われる人材になりたいと考えています。

当行で一緒に働きたいと私が思っているのは、変革を受け入れ、粘り強く新たな仕組みを作っていくことに意欲のある方です。前述のとおり、世の中は常に変わり続けています。ゆうちょ銀行のサービスや投資対象を、1年後にはまったく別のものに変えていかなければならない可能性も考えられます。さらには日々の業務に関しても、テレワークの普及や、育児休暇、時短勤務などのワーク・ライフ・バランスを重要視した仕組みの整備に伴い、ルーチン化した業務を抜本的に変える必要も考えられます。パラダイムの変化に柔軟に対応し、難しい変革に対応しなければならないゆうちょ銀行の舵取りを、一緒に考えていける方をお待ちしております。

WEEKLY
SCHEDULE

  • AM

    PM

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    クレジット分析業務・資料作成

  • クレジット分析業務・資料作成

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  • クレジット分析業務・
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    社外ミーティングなど

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    クレジット分析業務・資料作成

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    クレジット分析業務・
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