各社どのようなインターンシップを予定しているのでしょうか。
開催の狙いや企画内容について教えてください。
D.N.(かんぽ生命)
かんぽ生命のインターンシップの狙いは、学生同士のつながりを持ってもらうことと、より多くの社員と交流を持ってもらうことです。単にグループワークを経験するだけではなく、社員と触れ合ってもらう機会にもしたいので、社員とたくさん交流ができる中身にしています。インターンシップの中では、金融業界・生命保険の仕組みや魅力を説明し、理解を深めたうえでワークに取り組んでいただきます。総合職のインターンシップは、社員によるサポートのもとで企画業務のグループワークに取り組み、経営層の前でプレゼンテーションを行い、様々な立場の社員からのフィードバックを通じて自己成長を感じられるプログラム構成となっています。エリア基幹職のインターンシップでは、法人営業・個人営業・代理店営業など様々な切り口で、単なる「営業」にとどまらない「相手に寄り添う仕事」を体感し、お客さまにより近い距離でかかわるイメージを持っていただけるプログラムとしています。インターンシップを通して、幅広い多様な業務があることを体感いただけると思います。
H.T.(ゆうちょ銀行)
ゆうちょ銀行のインターンシップ・仕事体験は、具体的な仕事内容を知っていただくことが一番の狙いです。総合職は企画業務、エリア基幹職は店舗でのお客さま対応の仕事を具体的にイメージできるようなワークを考えています。中でもゆうちょ銀行の総合職は、企画職として若手のうちから本社で、会社の仕組みやサービスを自らつくり上げる仕事に携わることになり、他行とは少し異なるキャリアプランですので、その違いをしっかりご理解いただけるようなプログラムとなっています。内容も、金融業界の企画業務をリアルに体験いただくことができるものにこだわっていて、毎年多くの学生の方に「こんなインターンシップは初めて参加しました」「ゆうちょ銀行のイメージが変わった」といったお声を多くいただいています!また、総合職のほかにマーケットコース、デジタルコースという2つの専門コース、さらに特に高い専門性を持つ方向けのクオンツ・データサイエンスコースがあり、それぞれの専門性に合わせたプログラムを用意しています。
D.N.(かんぽ生命)
ゆうちょ銀行の場合、仕事内容を知っていただくために、どのような内容のプログラムを考えているのですか。
H.T.(ゆうちょ銀行)
チームで協力して様々なミッションに取り組んでいただくイメージです。働くことで自分が成長できることを実感できるようなワークにしていきたいと考えています。また、ゆうちょ銀行でも、たくさんの先輩社員とお話できる機会やフィードバックをする機会を多く設けますので、当社の社風や社員の雰囲気を肌で感じていただけるはずです。
K.H.(日本郵便)
フィードバックというのは、学生の皆さんのグループワークに対して良かった点だけでなく、より良い内容にするためのアドバイスも真摯にお伝えするということですね。
H.T.(ゆうちょ銀行)
まさに、そういうことです。
M.K.(日本郵政)
日本郵政「総合職」は入社後に日本郵政、日本郵便の幅広い業務で活躍いただく職種です。インターンシップでも、両社の事業内容や可能性を幅広く知っていただくほか、実際に働く姿をイメージしてもらえる内容としています。5日間を通じてたくさんの社員と交流できるので、会社の雰囲気や仕事の魅力を肌で感じていただけます。企画の内容では、ポイントが2つあります。1点目は、複数部署の職場体験をしてもらうこと。短い期間ではありますが、普段の大学生活では体験できない貴重な経験になると思います。2点目は実在する郵便局を題材にしたグループワークです。総合職が普段行っている業務のうち、地方創生の企画を疑似体験できます。架空の話ではなく、実際の郵便局を取り巻く環境を考えてアイデアを出し合う必要があるので、より実践的です。グループワーク後は役員クラスの社員からのフィードバックを予定しており、事業への理解を深めながら成長できる場となるはずです。
D.N.(かんぽ生命)
「実在する郵便局を題材にしたグループワーク」は、身近にある郵便局という拠点がどのようにしたら成長できるか、ということを真剣に考えてもらう素晴らしいコンテンツだと思います。そうした郵便局を通じて、ゆうちょ銀行の商品、かんぽ生命の商品も提供できるわけなので、時間が許せば郵政グループ各社のインターンシップに横断的に参加してみることもお勧めですね。
M.K.(日本郵政)
さらに、日本郵政では「総合職(ITデジタル)」のインターンシップも実施しています。日本郵政グループが誇る約24,000局の郵便局をつなぐネットワークやシステムを企画・管理する面白さや、そのスケール感を知っていただけます。また、業務のデジタル化や「デジタル郵便局」などをメインテーマに、DX(デジタルトランスフォーメーション)による日本郵政グループの可能性を体感できるようなグループワークも実施します。
K.H.(日本郵便)
日本郵政は特に企画業務が多いので、そもそも日常業務がグループワークのような形で進められていますよね。
M.K.(日本郵政)
そうですね。グループ内や社会の状況に的確に対応していくことが求められますので、普段からチームで意見を出し合いながら仕事をしています。そのため、グループワークで議論をすることは、実際の仕事に近い体験をすることになると思います。
K.H.(日本郵便)
日本郵便では、各エリアで地域基幹職・一般職向けのインターンシップを開催します。開催の狙いは郵便局の仕事を理解し、より身近に感じてもらうことです。郵便局で行っている仕事は様々ありますが、郵便業務・窓口業務どちらかに興味がある方でも満足できる内容になるよう工夫しています。また、実際に郵便局で働いた経験のある社員とも交流できます。日本郵政グループ各社共通して、社員の人柄の良さも魅力だと思うので、そこは仕事内容と併せて伝えていきたいと考えています。