ゆうちょ銀行2013年入社
別所 孝俊Takatoshi Bessho
法人サービス部
フィールドアーチェリー部という部活動に所属し、競技に取り組みつつ最後の年には部長として他校との試合の調整や各種イベント、練習場所の調整などをしていました。よく知られているアーチェリーという競技は、同じ的に対して同じ動作を行い、的の中心に矢をどれだけ多く撃ち込めるかという競技です。対するフィールドアーチェリーは山に競技場が作られることが多く、山の斜面の上方や下方、小川を越えた先に的があり、1つの的に撃ち込んだら次の的へと移動、複数の的を回り合計点数を競う競技です。
また、競技者としてだけでなく部長を務めたことで、それまでは顧問の先生がやってくれていたようなことも自分で行い、各々の考えを調整することの難しさと面白さを知ることもできました。フィールドアーチェリーを始めたきっかけは、大学の入学式に向かう途中で中学校の時の部活動の先輩とたまたま出会ったことです。先輩からフィールドアーチェリーを紹介されたことと、大学に入学したら今まで取り組んだことのない競技にチャレンジしてみたいという希望とが合致し入部することにしました。偶然がきっかけでチャレンジした部活動でしたが、色々な経験を積むことができ、大きく成長することができました。この時のチャレンジングな姿勢は、社会人になった今でも持ち続けています。
コロナ禍以前は、プロレス観戦やスーパー銭湯巡り、果物狩りなど、外に出ていることが多かったのですが、今は控えて家で過ごすことが増え、子供と一緒に遊んだりして過ごしています。まだ小さいのであまり目が離せないですが、子供の相手をしているとあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
子育ては大変なこともありますが、子供が笑っているところを見ていると日々癒されて仕事に対する原動力になっています。
休暇も制度として取りやすい会社なので、プライベートと仕事の両立もしやすく非常に助かっています。
今所属している法人サービス部はもちろん、他の部署でもそうですが、やはり何度もやり取りをすることとなったお客さまのことは記憶に残ります。
送金・決済サービスのデータ提出方法について、新しい法人向けのネットバンキングである「ゆうちょBizダイレクト」へと切替のご案内をしていた時期に対応させていただいたお客さまにも、記憶に残るお客さまがいます。
代金収納を目的として、自動払込みを毎月何万件もご利用いただいているお客さまで、今はもうご利用できない「データ伝送」にてデータを提出されていた企業さまがいらっしゃいました。長くゆうちょ銀行をご利用いただいており、契約内容も当時のもので、ゆうちょBizダイレクトに切替を行うには自動払込みのデータのフォーマットを変更し、先方の社内でのデータを作るスキームも変更する必要がありました。
ゆうちょBizダイレクトへ切替をするにあたり、どの部分に変更が必要か、移行後にも問題なく自動払込みをご利用いただけるのか何度もお伺いし、長い時間をかけて移行の対応をさせていただきました。
うまくいかなければ何万件もの引き落としができなくなるため、移行後最初の引き落としが無事に成立するまではヒヤヒヤしてしまいました。
大変な仕事ではありましたが無事に移行できたことは非常にやりがいを感じました。
私が所属する法人サービス部では、法人に対する送金決済サービスの提供や、そのサービスの利用に関するアフターサービスを行っています。具体的には、企業活動の中での毎月の集金や送金、給与振込手段の提供を行っています。集金や送金には、どんな口座に送金するかなどのデータが必要となり、インターネットやDVDなど、様々な媒体を利用することができます。提供するサービスの中でも、今は、「ゆうちょBizダイレクト」というインターネットを利用したサービスを中心に案内を行っています。
また、近年、キャッシュレス決済サービスの需要が高まる中、当行も独自のキャッシュレス決済サービスである「ゆうちょPay」の提供を行っています。その「ゆうちょPay」を多くの企業に導入いただけるように働きかけることも、法人サービス部の仕事の一つです。
2022年3月、自動払込みや総合振込などの送金・決済サービスのデータを送るための手段である「インターネット伝送」などのサービスが終了し、法人向けのインターネットバンキングである新サービス「ゆうちょBizダイレクト」に切り替わりました。そのため、2021年度までの主な業務はその新サービスへ移行をご案内しておりました。
ゆうちょ銀行の送金・決済サービスは、商店街に並んでいるような個人商店から、皆さんもよく知る全国規模の会社まで、幅広いお客さまにご利用いただいています。身近なところですと、小中学校の給食費や教材費の集金などで、自動払込みという送金・決済サービスをご利用いただいています。
今は送金・決済サービスのご利用のない企業様にゆうちょ銀行のサービスを知ってもらい、ご利用いただけるようご提案させていただいております。実際にご導入いただいた後には、スムーズにご利用いただけるようフォローもさせていただいております。
また、色々な企業さまを訪問している中で、グループ会社である日本郵便やかんぽ生命の商品・サービスの利用を検討しているお客さまにお会いすることもあります。そういったお客さまから、日本郵便やかんぽ生命の担当者を紹介して欲しいという声をいただき、仲介することもあり、ゆうちょ銀行の商品・サービス以外でもお客さまのお役に立っています。
ゆうちょ銀行では、あらゆる部署で、業務を行うにあたって必要な知識やスキルを得るための研修などが必ず行われています。マニュアルも充実していますし、分からないことは問い合わせをすれば解決することができます。仕事をする上で必要な資格の取得に対しても、様々なサポート制度があります。こういった、仕事に取り組みやすい環境が当行の魅力だと思っています。
また、年次有給休暇制度をはじめとして休みを取りやすい仕組みが整っており、プライベートの時間も比較的自由に確保することができます。
お客さまに商品を案内するという日々の仕事の中で、私が常に心掛けていることは、その商品がお客さまにとってどういったメリットがあり、どういったデメリットがあるのかという両面をしっかりとお伝えすることです。お客さまが本当に知りたい情報は何なのか、その商品を利用することでお客さまの迷惑になってしまうようなことはないのか、という点に気を付けて案内しています。
「当行で活躍している人はどんな人か」を考えてみると、人に対して興味を持って働くことができる人だと思います。私は今までに、窓口サービス部、渉外部、ローンサービス部、法人サービス部と様々な部署で働いてきました。どこの部署でも覚えることは多いですが、「お客さまがどんなところを不便に感じているか」「どうすればお客さまの要望に応えることができるのか」を考えることが大切だという点は共通しています。法人サービス部に関して言えば、訪問する前に訪問先企業の分析をすることができるので、「こういった需要があるのではないか」と、お客さまでさえ気づいていない課題を発見し、解決のお手伝いができることもあります。そういった、お客さまのお役に立つことにやりがいを感じ、常に、お客さま本位を意識して仕事に取り組める人と一緒に働きたいです。