ゆうちょ銀行2011年入社
山本 翔子Shoko Yamamoto
東京エリア本部 営業企画部
一番力を入れていたことはマーケティングのゼミ活動です。町の活性化などの仕組みを確立するために必要なことを研究していました。
ゼミでは、現状を把握し、仮説を立て、検証をするために、実際に現地に足を運び、インタビューやアンケートの収集を行いました。
そこから、「現状」と「活性化している町」とのギャップから見えてきた課題を解決するための提案を、企業や自治体に対して行っていました。
そのような経験から、机上のデータだけでなく、現場に足を運ぶこと、またそこで得た生の声を通じて物事を考えることの大切さを学びました。
私は旅行がとても好きなので、コロナ禍以前は国内外を問わず行きたい場所へ行き、観光や食事を楽しんでいました。
現在はなかなか旅行へ行くことはできないため、その分世界各国の料理を作り、楽しんでいます。
まずはレシピを検索することからスタートし、様々な食材を集めながら各国の食文化に触れることに楽しさを感じています。
集中して料理を作ることが心のリフレッシュとなり、完成した料理を食べる中で、「もっとこうしたらおいしくなりそう」と改善点を考えたり、「次はこの国の料理を作ってみよう」と次の想像をすることがモチベーションになっています。
最も印象に残っているのは、窓口FC(ファイナンシャル・コンサルタント)として営業を行っていた際、上司と一緒に、あるお客さまに提案を行ったことです。そのお客さまは非常にご多忙の方で、電話や手紙でアプローチを試みましたが、なかなか反応をいただくことができないでいました。
しかし、根気よくアプローチ方法を変えながら継続して行っていたところ、お客さまから折り返しのお電話をいただき、ご来店いただくことになりました。
お客さまのご意向に合ったご提案を行うため、事前にお客さまの情報を確認し、そこから人物像のイメージや貯金の背景を想像しました。また、上司と練習したロールプレイングから得た反省点やアドバイスにより、提案内容を更に磨き上げ、当日の面談に臨みました。
当日は、緊張することなく、落ち着いてお客さまのお話を伺う中で、お客さまのニーズに合った商品の提案を行うことができ、無事成約を得ました。その後、こちらのお客さまは、私が他部署に異動するまでの長い期間担当させていただきました。ご自身やご家族のことなど、信頼を得なければ伺えない話も多く聞かせていただきました。
お客さまから教えていただいた、「仕事に対する姿勢」は今でも私の仕事をする上での軸となっています。この経験から、事前準備の重要性や、周りの方の助言の大切さを実感しました。
東京エリア本部には3つの部署があります。
私が所属する営業企画部では、郵便局の営業活動をサポートするための企画立案を行っています。
具体的には、郵便局窓口でのゆうちょ商品・サービスの営業活動において、郵便局社員が営業活動に必要なツールを提供したり、知識・スキル付与のための研修を企画したりするなど、郵便局社員がモチベーション高くかつ円滑に活動できるよう、施策などを企画し実施します。
営業企画部のほかに、エリア内の事務品質の管理を行う事務管理部と、労務管理から人材育成まで幅広く行う総務部があり、直営店や郵便局などで働く社員を支えています。
営業企画部では、郵便局の運営に関する業務に従事しています。
郵便局は、全国津々浦々でゆうちょ銀行の商品・サービスをお取り扱いいただく大切なパートナー企業です。その郵便局において社員がお客さまのニーズに沿った商品提案を行う上で、どのような悩みがあり、どのようなサポートが必要かを考え、スムーズなサポートを実現できるよう企画立案に努めています。東京には1,500局程の郵便局があり、たくさんの社員の方が日々、お客さま本位の業務運営に従事されています。郵便局の社員一人ひとりに寄り添いながらサポートを行うことにとても大きなやりがいを感じています。
ゆうちょ銀行の最大の魅力は、会社という枠を超え、たくさんの人と人とのつながりを感じられることだと思います。
入社して以来、自身が担当する営業活動に加え、営業支援、研修の実施を行う中で、多くの方と共に仕事をしました。
もちろん社内のつながりだけではなく、郵便局やその先のお客さまとつながることもありました。
たくさんの出会いの中で成功と失敗を繰り返し、多様な価値観に触れることで成長することができたと思います。
きっと皆さんも人とのつながりからやりがいを感じることができると思います。
現在の業務で携わっている郵便局はゆうちょ銀行のサービスを提供している重要な窓口です。
今後も郵便局へのサポートを通じて、お客さまや地域に貢献し、郵便局がお客さまに選ばれる金融機関であり続けられるようにしたいと考えています。
私が最も大事にしていることは相手の気持ちを推し量ることです。今まで携わった業務は、相手がいて初めて成立する仕事ばかりでした。
相手がお客さまや郵便局、同僚・上司と、環境や立場は異なりますが、相手がどのようなことを悩んでいるのか、またどのようなことを望んでいるのかを考え、最善な方法を伝えられるよう心掛けています。相手に寄り添った方法を考えることは、時には難しいこともあります。
しかし、難しいからこそ、相手の気持ちに少しでも応えられた際にいただく「ありがとう」という言葉が私の大きな支えとなっています。