かんぽ生命2009年入社
小林 由樹子Yukiko Kobayashi
デジタルサービス推進部
学生時代はビッグバンド系の音楽サークルに所属し、クラリネットを担当していました。大勢の仲間たちと息を合わせて演奏を作り上げることは苦労もありましたが楽しさもあり、反復練習の大切さや周りを観察して臨機応変に対応する必要性など、学びの多い時間だったと思っています。また、単に音楽を奏でるだけではなく、日々の練習のための場所の手配やサークルメンバーへの連絡、演奏会に向けて発生する様々なタスクに取り組んだことは、社会人になってからの振る舞いにもつながっていると感じています。
新型コロナウイルス感染症の流行前はあちらこちらを訪れていました。寺社仏閣への参拝や温泉巡りが特に好きで、京都や奈良といった古都や、赴任したことで魅力を知った東北界隈が特にお気に入りです。旅先は友人と賑やかに巡ることもあれば、一人でのんびり過ごすこともあります。また気兼ねなく旅行できる時が来たら、あちこち訪れたいと思っています。
入社時の配属先であったCS推進部(現お客さまサポート部)での業務全般が印象深いです。CS推進部内の「お客さま相談室」に配属され、かんぽコールセンターでの対応でご納得いただけなかったお客さまの対応を担当しました。対応の際、単に約款事項などの“決まりごと”をご説明するだけではなく、お客さまの気持ちに寄り添って真摯に向き合うことによって解決に導くことができた経験が少なからずありました。これらの経験はとても印象深く、「お客さまにご満足いただくためには何が大切なのか」という課題の一端を学べたと思っています。
また、逆に、保険の制度などの“決まりごと”を正確かつ分かりやすく伝える必要が生じることも多々ありました。このような時、お客さまには書面という形でお示しすることが多かったのですが、必要な事項を過不足なく盛り込み、かつ先述の“お客さま視点”も念頭に置いて“決まりごと”を整理しどう表現するかを考え続ける経験は、今の企画業務にも活かせていると感じています。
かんぽ生命で一緒に働きたいと思うのは、柔軟に物事をとらえることができて、発想の転換や創意工夫を心掛けられる方です。守るべき部分と踏み込むべき部分とを見極めて、最善の選択は何なのかを常に考えながら業務に取り組める方であれば、当社の良い部分をさらに活かしてお客さまに喜んでいただけるサービスを考案できるのではないか、と思います。
デジタルサービス推進部では、かんぽ生命のオウンドメディア(ご契約者さま向けWebサービス「マイページ」、健康応援アプリ「すこやかんぽ」、かんぽ生命コーポレートサイト)の運用、プロモーション、機能向上のための企画などを行っています。また、デジタル技術を活用し、新たなお客さまとの接点構築の検討、新たな接点から得られたビッグデータの分析、RPA技術を活用した社内の事務作業効率化なども行っています。このように、デジタル技術を活用したビジネスモデルの変革(DX)によるお客さま体験価値(CX)の向上を目指し、お客さまにとって身近な生命保険会社となれるような企画を立案し、実現に向けて推進する業務を行うのが私たちの部署です。
デジタルサービス推進部の中で私は、健康応援アプリ「すこやかんぽ」への新規機能の追加や既存機能の改善、アプリコンテンツに関する企画・検討、導入に向けた各種社内外調整、法的観点からの是非の検証、パートナー会社との折衝、アプリ専用ヘルプデスクの運営などを担当しています。特にウエイトが大きいのはアプリコンテンツに関する企画~検討~導入~リリースに関係する部分の対応で、お客さまからのご要望や社内関係部署のご意見などをふまえて改修コンテンツを選定し、サービス提供会社と打ち合せを重ねて改修内容をブラッシュアップし、コストをはじめとした様々な調整を関係部署と協力して行っています。中でも、改修作業中はサービス提供会社と頻繁に打ち合せをして細かい要件をすり合わせ、リリース前は改修機能のテストなどを実施して品質を確認した上でお客さまの元へ送り出しています。
かんぽ生命の魅力は、新しい企画にチャンレンジできる土壌があることだと思います。新しいことをする際にはいろいろと課題が出てきますが、課題に応じて相談できる部署があります。そのため、様々な調整をしながらにはなりますが、新しいチャレンジの達成に向けて前に進んでいけると思います。
スマートフォンアプリの導入、運用、企画に携わった経験を活かして、将来のキャリアとしては、他のオウンドメディアの活用や新たなデジタル接点の構築など、かんぽ生命の今後を見据えた発展的な業務を目指したいと考えています。
日々の仕事では、「相手を尊重すること」を心掛けています。どんな仕事であっても社内外を含めて自部署外の方とかかわる機会は必ずありますが、立場が違えば重視する点も目指すところも違います。ここで、相手を尊重することなく相手への理解を放棄すると折り合わないままで良い結果は得られません。しかし、相手の立場を想像し、慮り、その上で自部署の立ち位置をふまえて向き合うことで両者にとって良い結果を導けると考えており、日々心掛けています。