ゆうちょ銀行2019年入社
春日 健希Tatsuki Kasuga
ダイバーシティ推進部
高校生のころからバンド活動一筋で、大学ではサークルに所属してドラムとボーカルをしながら、学外でもバンドを組み、ドラマーとしてライブハウスから地域のお祭り、商業施設のイベントまで、様々なステージに立たせていただきました。自分の親より年上の方と演奏する機会などもあり、大学やアルバイトだけでは経験できない人間関係なども学びました。そんな音楽三昧な学生時代ではありましたが、時間の自由が利きやすい学生のうちに何でも経験しておこうとも思い、旅行にアルバイトにゼミにスポーツなど、興味を持っていなかったことでも知らないことでもチャンスがあれば何でもやって、いわゆる“フッ軽”として毎日休みなく過ごしていました。アルバイトでは塾講師や飲食店などを経験。特に飲食店はオープニングスタッフとして卒業まで3年間勤務して、接客や社内対応など、現在の業務にも通ずる、仕事をするうえでの基礎的な部分を多く学びました。
オンとオフを切り替えることで生活にメリハリをつけることを意識しており、仕事の時にきちんとオンにできるよう、プライベートはリフレッシュすることを心がけています。旅行が好きなので、コロナ禍で行動制限となる前は、長期休暇などを活用して国内・海外問わず様々なところに出かけ、美味しいものを食べたり、ゆっくり温泉に浸かったりすることで、とことんリフレッシュしていました。プライベートではとにかく、自分がやりたいこと、やってみたいことをできる限りするように心がけることで、日々楽しみや活力を見出せるようにしています。
最も印象に残っていることは、本社に異動して間もないころに、社長や常務を前に本社ダイバーシティ・コミッティのキックオフミーティングで司会進行をしたことです。本社ダイバーシティ・コミッティとは、社員の主体的な意思と行動を尊重することを目的に、公募で集まった社員が職場の課題に応じた効果的な取組みを自律的に企画立案し推進していく、社長直轄の組織です。キックオフミーティングでは今年度の方針の説明や、活動に向けた宣言などを社長に向けて行います。自分はまだ入社4年目で、そのうえ異動してきたばかり。そのような重要な場での大切な役目を、一番若手である自分に任せてもらえるということで、やりがいを感じつつも、大きな不安と責任が入り混じっていました。当然ながら司会進行だけをすればいいなんてことはなく、当日の段取りや、社長を含めた関係各所との調整なども自分で行わなければなりません。ですが、上司や先輩の協力もあって無事に終えることができた時に、初めて味わう達成感と挑戦する楽しさを知りました。ゆうちょ銀行では、若手にも平等にチャレンジの機会が回ってきます。そしてその挑戦をサポートしてくれる環境があります。この環境を生かして常に挑戦し続けることで、自分も成長できることを実感しました。
日々の仕事では、「常に相手の視点に立つこと」と「相手の意見をよく聴くこと」の2点を大切にしています。どんな仕事も必ず、一緒に取組む仲間や上司、関係する部署、お客さまなど、様々な立場の方とのかかわりの中で進んでいきます。最初から最後まで1人で完結する仕事はありません。相手の話をよく聴くことで、相手の気持ちや考えを汲み取り、自分の行動によって相手がどう思うか、何を感じるかを考えながら行動すると、自ずと仕事が円滑に進みます。働きやすい職場づくりは、自分の小さな行動1つからでも始められるということを意識して日々仕事に取組んでいます。
ダイバーシティ推進部は、「社員誰もが働きがいを持ち、成長し合える職場の実現」を目指し、ダイバーシティ推進に関する様々な取組みを行っています。アンケートなどを通して把握した社員の思いやニーズを基に、社外イベントでの情報収集や、他社との意見交換などを通じて得た情報や事例も参考にしながら、全社的なダイバーシティ推進による職場環境整備に向けた企画や研修を実施しています。また、全国に社員がいるゆうちょ銀行では、地域性などによって各組織が抱える課題は異なります。その課題解決のために、エリア・組織別に、社員自らが自律的な活動を行う「ゆうちょダイバーシティ・コミッティ」を組織しており、ダイバーシティ推進部ではその運営やサポートをしています。すべての社員が働きがいを持ち、成長し合える職場を実現するために、各部署の皆さんと協力しながら様々な企画を検討しています。
現在は「ゆうちょダイバーシティ・コミッティ」の運営や、各種外部評価の取得に向けた対応、LGBTQ+への理解促進に向けた活動、各種研修の企画などを行っています。「ゆうちょダイバーシティ・コミッティ」は社内の各組織で展開しており、私はその中で主に「本社ダイバーシティ・コミッティ」の運営・サポートをしています。私はまだ経験が浅いので、先輩方の動きから勉強させていただきつつ、サポートできるよう日々精進しています。また、育児や家庭との両立のため、社内の各種制度を活用しながら働いている先輩方が多くいますが、それが本当に働きやすさにつながっているかを常に客観的に評価していただくべく、各種外部評価の取得を目指して調査などを行っています。日本郵政グループでは、LGBTQ+の存在を社会に広める活動「東京レインボープライド」に協賛しており、それに付随した社内での啓蒙活動も行っています。
ゆうちょ銀行の魅力は、様々な経験ができる多様なフィールドがあり、そこで若手が存分に活躍できることだと思います。そもそものプラットフォームとして全国約24,000の拠点からなる国内最大規模のネットワークがあり、全国に多様な社員がおり、たくさんのお客さまがいらっしゃいます。その中には多岐にわたる分野の業務があります。私はまだ4年目ですが、すでに様々な経験ができていますし、若手にも経験させてもらえる環境があります。若手のうちからたくさんの経験ができることは自分にとって財産になると思いますし、そんな経験ができるのはゆうちょ銀行ならではだと思います。今は主に「働き方」について考える業務をしていますが、会社は多様な社員あってこそ成り立つものだと実感する日々なので、これからも皆さんが存分に真価を発揮できる職場をつくれるような仕事をしていきたいと考えています。
私が思う一緒に働きたい人は、何事も考え抜ける人です。課題に直面した時や、新たなチャレンジをする時など、仕事をする中でなかなか答えが出ない場面は多々あります。そもそも正解がない仕事もたくさんあります。そんな時に自分の知識や経験をフルに生かして、様々な角度から物事を考える力が非常に重要だと、私自身も常に感じながら仕事をしています。いろんな人のいろんな考えを出し合って、組み合わせることで、ようやく進むこともしばしば。そのためには、受け身ではなく自分で考え抜くことが何よりも重要だと感じています。