ゆうちょ銀行2017年入社
山口 穂乃佳Honoka Yamaguchi
システム開発第一部
学生時代は経営学ゼミに所属していました。ゼミ活動の中で、企業の方にご協力いただき、与えられたテーマについてチームに分かれて自分たちなりの解決策を考え、その企業の方に対して英語で発表するワークショップというものがあり、そちらに注力していました。ワークショップではチームメンバーで考えを出し合うだけでなく、企業の方にも相談しながら解決策を考えていくのですが、限られた時間の中で解決策を導き出すことの難しさを実感しました。また、サークル活動としては散歩サークルに所属していました。活動内容は都内のいろいろな場所をサークルのメンバーで巡るというものです。文化祭ではタロット占いを勉強してタロット喫茶を開いていました。アルバイトはコンビニエンスストアで働いていました。様々な層のお客さまがいらっしゃるので、接客の醍醐味を味わうことができたと思います。
学生時代から旅行に行くことが好きでした。社会人になっても毎年、休暇を使って国内外に旅行に行っていました。コロナ禍になってからは旅行に行く機会は減りましたが、規制がなくなったタイミングで休暇を取り国内旅行に行くこともあります。また最近は引っ越しをしたので家の付近を散策したりして、新しいお店を開拓して過ごしています。
これまでで最も印象に残っている仕事は、ゆうちょ通帳アプリの開発からリリースまで携わらせていただいたことです。事業部門から受けたオーダーをどのように実現していくのかを考えることが役割の1つですが、自分に知識がないためにうまくオーダーを理解できなかったり、そのオーダーをシステム化するために必要な調整ができなかったりとうまくいかないことが多くありました。アプリ開発に関する他社の研修に参加させていただいたり、自分で分からない用語を調べたり、それでも分からないものは上司に聞いたりしながら、話を理解できるように努めていました。その中で一つ一つ確認に時間をかけすぎてしまい、業務が滞ってしまうことがありました。システム開発ではスケジュールを守らないと最終的なリリース日に影響してしまう可能性があります。分からないことを理解することはもちろん大切ですが、その業務と並行して優先順位やスケジュールを意識しつつ、周囲に相談しながら前に進めていくことも同じくらい重要だということに気づかされました。まだまだ勉強は必要なので、わからないことを先送りにせず理解しながらも優先順位を常に意識し業務を進めています。次に開発に携わったゆうちょ口座開設アプリでは、その反省を生かして主担当として円滑に開発を進めることができたと思っています。
日々の仕事では、コミュニケーションを密に取ることを心がけています。関係部署やシステム会社とのやり取りの中で調整事が多くあるため、お互いの認識がずれてしまうとやり取りに時間がかかってしまったり、要望通りのシステムが作れなかったりと仕事に影響が出てきてしまいます。昨今はコロナ禍のため対面で会話する機会は少なくなってしまいましたが、オンライン会議や電話なども使いながら、相手に自分の意図を伝えるため、また相手の意図をくみ取るためにコミュニケーションを密に取るようにしています。
システム開発第一部では非対面チャネルシステム、システム基盤、他企業との連携のためのシステムを扱っており、それらの設計、開発、導入、保守を担当しています。システム開発は企画、設計、開発、導入の流れで行いますが、どういった機能のシステムを作りたいかなどを決定する企画部分は事業部門で行います。システム開発第一部では、事業部門からのオーダーを受け、それをどのようにシステム化するかという設計を考えます。そして、システム会社に協力してもらい、開発を進めていきます。また、保守にあたる部分も担当しており、導入後にシステム障害が起こった際には復旧対応や、原因究明をして必要があれば改修を行います。
スマートフォン向けアプリの設計、開発、導入、保守を担当しています。当行ではいくつかのスマホアプリをご提供させていただいておりますが、現在はその中のゆうちょ認証アプリを担当しています。ゆうちょ認証アプリは当行のインターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」などの本人認証機能としてご利用いただけるスマホアプリです。実際にご利用いただいているお客さまの声もストア評価などから直接いただけるので、そういった点がスマホアプリ開発の魅力だと思っています。お客さまのご意見をふまえ、セキュリティ面の強化や、新機能の追加のため、事業部門やシステム会社と協力しながら、より良いアプリにするため開発を進めています。
当行の魅力は、若手に経験の機会が与えられているところです。当行は多くのお客さまにご利用いただいているため、一つ一つの仕事の影響力は非常に大きくなっています。私の場合も、本社勤務になり初めて担当したのは、今では多くのお客さまにご利用いただいているゆうちょ通帳アプリの開発でした。そのような大きなプロジェクトに若手から加わることができ、貴重な経験をさせていただいたと感じています。アプリの導入後はお客さまからの反響も大きく、改めて影響力の大きさを実感しました。また、多くのお客さまにご利用いただけているからこそ、システム部門としてシステムの安定稼働やセキュリティ面の強化を考えることの重要性を感じました。
今後の展望としては、総合職として様々な経験を積みたいと考えています。システム開発だけでなく、多くの部署で経験を積むことで考え方の幅を広げ、ゼネラリストとして活躍していきたいです。
システム部門の仕事では、当行の事業部門や社外の協力会社と日々やり取りをします。そのため、チームで作業することが好きな方が向いていると思います。システム部門としては事業部門のオーダーを聞き、それをシステム会社と協力しながら開発していくという流れで仕事をするため、コミュニケーションを密に取りながら仕事をすることが重要になってきます。基本的に1人で完結する業務はなく、また上司からもサポートが受けられる環境になっているので、チームで作業することが好きで意欲がある方であれば活躍できると思います。