中期経営計画「JPビジョン2025」では、グループの新たな成長に向けて幅広い分野での施策を展開しています。その柱の一つがグループDXの一体的推進による新しい価値提供です。リアルの郵便局ネットワークとデジタルとを融合(「デジタル郵便局」)し、幅広い世代・地域のお客さまへ新しい価値を提供します。また、グループ内のデータ基盤の整備・活用により、グループ外企業や地方公共団体との連携・協業を通じた新サービスも拡充させていきます。
グループ各社(日本郵便㈱、㈱ゆうちょ銀行、㈱かんぽ生命保険)がそれぞれ郵便、貯金、保険などのお客さまの日常生活を支える基本的なサービスを、全国の郵便局を通じてユニバーサルサービスとして提供しています。
社会と地域の発展に貢献するという使命に当グループがより大きく貢献できるよう、日本郵政株式会社はグループの要として、グループの目指す姿やグループの成長戦略の検討、グループ各社の共通基盤の整備などを進めています。
IT分野では、グループ全体最適の観点で郵政グループのITガバナンス、情報セキュリティ、グループ共通業務に係るシステムの企画・管理のほか、日本郵便の事業に係る基幹システムの開発・運用などに携わっていただきます。グループ各社は事業もシステムも業界で最大規模です。グループ各社の基盤である業務システムを支え、郵便局等でのお客さまへの確実・円滑なサービス提供を実現します。もちろん、ITを活用した業務改善の推進やサイバーセキュリティ対策も重要な役割です。
DX分野は幅広い概念ですが、当グループの当面の課題はリアルの郵便局ネットワークとデジタルとの融合(「デジタル郵便局」)による日本郵政グループ「共創プラットフォーム」を実現することであり、この大きな目標に向けた様々な取り組みに携わっていただきます。デジタル郵便局を実現させ発展させ続ける必要があります。企画力、実行力を発揮して、「共創プラットフォーム」を活用した新サービスを実現し、お客さまへのサービス提供の価値向上に貢献していただきます。
総合職(ITデジタルコース)には、郵政グループの事業の実態に精通したITデジタル分野のスペシャリストとなっていただくことを期待しています。そのため、システムやデータ分析等のIT・デジタル関連分野の専門的な研修・育成体系をご用意します。また、採用後1年間は、全国の郵便局で実務研修を行い、実際にお客さまとのやり取りや、郵便局の各種システムの利用を通じて、その後のシステム企画等に活かしていただきます。
お客さまの声、社員の声に耳を傾けつつ、仲間や関係者との強い連携・協力を通して、事業の基盤の確立、新しい仕組みや新サービスの提供・実現に取り組んでいただきます。皆さんのいわゆる人間力を発揮した活躍を期待しています。